本来、人間には生命に何が大切なのか、本能的に識る直観力がある。
西洋医学の進歩によって高度な医療技術を享受できる現代であるが、病人の数・難病が反比例するように増えている状況を直視した時、近代科学の手法、分析科学の光と影が見えてくる。あたかも”群盲象を撫でる”如き様相となり専門分化の進化は歴然としながら生命全体を見つめ判断する医者の不在となっている。つまり、現実と真実のギャップが生まれている。
目に見える臓器医療と、目に見えないエネルギー医療の統合医療が医療の新しい潮流となり西洋(分析)東洋(全体)の合流~再創造が始まってきた。
知識より見識が求められている。
医学より最先端を行く物理学の量子論が素粒子から『場』の理論に入り、物理学者が東洋の世界観(仏陀・老子)に関心を抱き、”全てのつながり”という真理から”いのち全体”を診る全人的医療が望まれている所以である。
氣光(気功)はエネルギー医療であり、樹木に例えるなら目に見える身体・臓器は幹や枝葉であるが、それを支える生命場と言える大地がコンクリートのように固くなってしまったら、いくら枯れた枝や葉を切っても根本治療にならない。免疫力を失って再発する癌患者のようになる。目に見えない大地の力、生命場に土壌微生物のようにパワーとなる気の力が元気の源である。
気を送気すると本来誰もが持っている元気の気にオン(点火)され、滞っていた気の流れが体内を巡りまわっていきます。
元気の気は、自らが自らを治癒する力、自然治癒力をめざめさせ自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを回復させるために、よく眠ることによって活動を始める(多くのクライアントに共通する特徴は眠くなり、内臓の活性化による顔色の赤味をみせる変化です~寝る子は育つ~生命蘇生療法)
眠りに入ると脳波はアルファー波からシータ波そして熟睡時デルタ波を2度体験する。最も深い眠りデルタ波を迎えるとTV局と自宅TVチャンネルのように自然界・宇宙エネルギーをチャンネルして交流、朝”ああよく寝たなあ”という元気がスタート、快ち良い生命感がある。特に免疫力の高い若い時は多い。
人間の細胞60兆、遺伝子を包む核にプラーナ(気)があり、よく晴れた高気圧の日は誰もが調子よく感じ、曇りや雨の低気圧の日はなんとなく心が曇る-大気も人の気も全て気はつながり一体であることが理解できる。
生命現象という大きなエネルギーの海に生きていることを感じるであろう。
瞑想状態が深くなれば世界がエネルギー波動の巨大な場、宇宙は神が敷いた見事な一枚の織物のように見えてくるかもしれない。つぎつぎと押し寄せる海辺の波のように未来が観えてくるであろう。
気は最もシンプルな力であるが故に万病効果を具現する宇宙真理”すべてがつながり陰陽調和する-”一体調和”を秘めた真理の力でもある。相手と一体調和するとき気は動き送気可能となる。
2500年前ギリシアの医聖のヒポクラテスが”健康とは心と身体と環境の完全に調和の取れた状態をいう”は今も新しい真理である。